富士市の店舗前の街路樹 ビックモーター復旧費用負担の方針

中古車販売会社「ビッグモーター」の富士市の店舗前で街路樹の一部がなくなっていた問題で、ビッグモーターが、道路を管理する県に対し、復旧のための費用を負担する方針を伝えていたことがわかりました。

「ビッグモーター富士店」の店舗前では、ことし7月、街路樹の一部がなくなっていたことが確認され、道路を管理する県が土壌調査をした結果、除草剤に含まれる成分が検出されました。
これについて、10月11日、ビッグモーターの担当者が県庁を訪れ、街路樹を復旧するための費用を負担する方針を伝えていたことがわかりました。
ビッグモーターによりますと、富士店ではこれまでに退職者も含めて従業員に聞き取りを行ったものの、除草剤の使用は確認できていないということですが、「すべての退職者に対してヒアリングを実施できておらず、除草剤を散布した可能性を否定できない」として、復旧費用の負担を決めたということです。
ビッグモーターはNHKの取材に対し、「誠心誠意、対応させていただく。関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしていることを深くおわび申し上げます」とコメントしています。
一方、県は、警察に被害届を出していますが、実際に除草剤を使った人を特定する必要があるとして、現時点では取り下げないということです。