本格的な復旧工事に向け「黄瀬川大橋」の仮の橋 16日開通

おととし7月の豪雨で一部が壊れた静岡県沼津市と清水町を結ぶ幹線道路の「黄瀬川大橋」は、下流側に仮の橋が設けられ、16日開通しました。

沼津市と清水町を結ぶ旧国道1号線、今の県道の「黄瀬川大橋」は、おととし7月の豪雨で橋脚の一部が折れ曲がり、これまで応急処置のため一部の車両の通行が規制されていました。
本格的な復旧工事に向けて下流約10メートルの場所に仮の橋が完成し、16日午後3時に県の職員らが柵を撤去すると、次々に車が通り始めました。
仮の橋は、長さ約96メートルで片側1車線の車道と歩道が整備されています。
県によりますと、これまでは道幅が狭く舗装をしていないなどの理由から総重量が7.5トン以上の車両や自転車を含む二輪車が利用できませんでしたが、仮の橋ではすべての車両が通行できるようになりました。
県は、壊れた橋を撤去した上で、令和8年度の完成を目指して元の場所に新しい橋を作る計画です。
静岡県沼津土木事務所工事第1課の石野巧課長は、「規制がなくなって通行が可能になった。新しい橋の完成に向けて安全に取り組みたい」と話していました。