異例 秋にインフルエンザの注意報を発表 

県は13日、「インフルエンザの流行が注意報レベルになった」と発表して、手洗いやワクチン接種などの予防対策に努めるよう呼びかけています。
秋に注意報レベルになるのは、異例だということです。

県によりますと、10月8日までの1週間に、県内の医療機関でインフルエンザと診断された患者の数は、1つの医療機関あたりで10.08人でした。
これは、インフルエンザの感染の注意報の基準になる「10人」を上回っていて、県は13日、「注意報レベルになった」と発表しました。
インフルエンザの感染状況が注意報レベルになるのは、2020年2月以来です。
また、インフルエンザの感染が注意報になるのは、例年、年末から年始のころで、秋に流行するのは新型インフルエンザが広まった2009年以来だということです。
感染の拡大に伴って、県内にある学校では、9月上旬から10月8日にかけて、あわせて513のクラスで、すでに学級閉鎖の措置が取られています。
県では、手洗いや換気の徹底のほか、ワクチン接種といった予防のための取り組みをするよう呼びかけています。
県感染症対策課の塩津慎一課長は、緊急で会見を開き、「県民にはうつらない、うつさないための取り組みをお願いしたい」と述べました。