富士市出身の作曲家 林哲司さん 記念の著書を寄贈

1970年代から80年代にかけ日本のポップスをけん引した作曲家・林哲司さんが、音楽活動50周年を記念した著書10冊をふるさとの富士市へ寄贈しました。

富士市出身の林さんは、70年代から80年代にかけ洋楽の影響を受けて生み出された日本の「シティ・ポップ」を代表する作曲家で、「真夜中のドアStay With Me」や「悲しみがとまらない」など数々のヒットソングを生み出しました。
13日、富士市役所を訪れた林さんは、プロデビュー50周年を記念して4月に発行された本10冊を小長井義正市長に手渡しました。
寄贈された本は、林さんの50年の音楽活動を振り返り、竹内まりやさんなど林さんが共演したアーティストとの対談などが掲載されていて、小長井市長は「この本を読んで音楽史をけん引してきた作家が富士市出身だと市民に伝わればと思います」と述べました。
林さんは「18年間、富士市にいて、高校時代に200曲あまり作曲したのが、自分の基礎になりました。これから将来に対して夢を持っている若い人たちの励みになればと思います」と話していました。
寄贈された本は、市内の図書館や林さんの出身校の小中学校に置かれるということです。