三保松原の松葉利用の名刺PR 世界文化遺産富士山の構成資産

世界文化遺産・富士山の構成資産の一つ、静岡市の三保松原の環境保全に取り組む団体が5日静岡市役所を訪れ、落ちた松葉を利用して開発した名刺などの紙製品を難波市長にPRしました。

静岡市役所を訪れたのは、3万本の松が生い茂る清水区の三保松原の保全活動を行っている団体です。
大部分は燃やしていた落ちた松葉を有効活用しようと葉をすきこんだ紙製品を開発し、難波市長に名刺やメッセージカードを贈りました。
製品は、江戸幕府の御用紙などとして使われた和紙、「修善寺紙」や古紙が使われていて、難波市長は紙の感触や香りを確かめていました。
難波市長は「色合いがやさしい感じで手触りもよく、すばらしい品質です。いただいた名刺を使ってこの取り組みを紹介したいと思いました」と話していました。
団体の代表理事を務める藤田尚徳さんは「紙は誰もが使う物なので、三保の松の葉で作った紙を幅広い人たちにつなげていきたい」と抱負を語っていました。
団体では、今後、松葉を使ったカレンダーやうちわなどの開発を進めるということです。