ウクライナ柔道チームが静岡市の中高一貫校を訪れ交流 

日本に滞在中のウクライナ柔道チームが静岡市清水区の中高一貫校を訪れ、生徒たちと交流しました。

ウクライナでは、ロシアによる軍事侵攻で運動施設が破壊されるなどスポーツ環境が悪化しており、環境が整った日本で練習をしようと、中学生や高校生を中心とした柔道チームが来日し、9月25日から静岡県に滞在しています。
27日は、静岡市清水区の東海大学付属静岡翔洋高校で、交流イベントが開かれ、高校生と22人のウクライナの選手たちが、お互いにパフォーマンスを披露するなど親睦を深めました。
このうち、ウクライナの選手は、ウクライナの伝統的な踊り「ホパック」をアレンジしたダンスなどを披露しました。
この後、中学生も加わった柔道部との合同練習が行われ、ウクライナの選手と日本の生徒がペアになって技をつくる練習に励みました。
ウクライナの柔道チームのアナスタシア・チジェヴスカさんは「生徒たちは、非常に優しく温かく迎えてくれました。練習は難しいけど、勉強になることがたくさんあります。日本で柔道の技術を学びたいです」と話していました。
高校3年生の小林佳奈さんは「全員が国を代表した感じでガツガツきて、自分たちも気持ちに応える練習をできたらと思います」と話していました。
ウクライナの柔道チームは、9月30日まで静岡県に滞在し、柔道部との合同練習のほか県内各地を訪問するということです。