「宇宙ごみ」除去の超小型衛星完成 静大浜松キャンパスで公開

宇宙空間を漂うロケット部品など「宇宙ごみ」を捕らえる実証実験で使われる超小型の衛星が完成し、7日、浜松市の静岡大学浜松キャンパスで公開されました。

「宇宙ごみ」を捕らえる実証実験は、静岡大学工学部、能見公博教授の研究グループが計画し、JAXA=宇宙航空研究開発機構の「革新的衛星技術」として進められています。
このほど実験で使う超小型の衛星が完成し、浜松市の静岡大学浜松キャンパスで報道陣に公開されました。
衛星は約50センチ四方の立方体で重さは50キロ余りです。
宇宙空間を漂いながら宇宙ごみに見立てた10センチほどのアルミ製の板を自ら放出し、その後、バネの力で網を投げ、板を捕獲する実験を行うということです。
あわせて、地上と宇宙をケーブルで結んで行き来できるようにする夢の技術「宇宙エレベーター」の実現に向けた実験も行う予定で、衛星を2つに分けて1キロほどのロープでつなぎ、その上をロボットが行き来するよう地上から操作するとしています。
完成した衛星は、JAXAの筑波宇宙センターに運ばれ、最終確認の試験を受けるということです。
能見教授は「これからが本番なので実験を成功させて実用化を目指していきたいです」と話していました。