中小企業の後継者不足で女性経営者が体験を語るセミナー 

中小企業の後継者不足が課題となる中、事業の継承を経験した女性経営者が自身の体験を語るセミナーが2日、富士市で開かれました。

このセミナーは、富士市地域産業支援センターと県内の女性経営者団体が企画したもので、事業の継承を検討している経営者などおよそ20人が参加しました。
自動車開発のためのデザインデータの作成などを行う富士市の企業を経営する和久田惠子さんが講師を務め、父親である先代の社長から事業を引き継いだ際の体験を語りました。
この中で和久田さんは、培われてきた会社の技術力を大事にしながら、業務のIT化を進めたことなどを紹介し、「大切なのは経営者の経験や思いを、時間的な余裕をもって次世代に早い段階で伝えていくことです」と話しました。
また、女性ならではの視点を経営に生かしてきたことにもふれ、「女性活躍を効果的にPRすることで女性を惹きつける企業になり、人材不足対策につながります」と話していました。
参加した富士市の経営者の女性は「私も時間をかけて、根気強く事業の継承に取り組みたいと思います」と話していました。
富士市地域産業支援センターの塩川直人センター長は「今後、経営者の高齢化が進み、廃業も増えると考えられ、今以上に女性が事業を承継していくことが大切だ」と話していました。