郵便バイク足りず 無保険のまま配達 函南郵便局

函南町にある日本郵便の函南郵便局で、配達用のバイクが足りなくなったため、廃車処理した原付きバイクに故障したバイクのナンバープレートを付けて無保険のまま配達していたことがわかりました。
日本郵便東海支社によりますと去年(2022年)4月、函南郵便局で当時の局長が廃車処理した原付きバイクに、故障したバイクのナンバープレートを取り付けるよう社員に指示し、およそ3か月の間に23回にわたって、無保険のまま郵便物を配達させていたということです。
故障したバイクは、エンジンがかからない状態で修理に時間がかかる見込みだったということで、当時の局長は、聞き取りに対し、「バイクが1台分足りなくなったので、なんとかしたいと思った。バイクで効率よく配達したいと考えた」と説明しているということです。
日本郵便は、無保険のまま社員にバイクを運転させたとして警察に相談し、捜査状況を見極めたうえで厳正に対処するということです。
日本郵便東海支社は、「このような事案が発生したことをおわび申し上げます。再発防止策を講じるとともに、法令の遵守とコンプライアンスの徹底に努めてまいります」とコメントしています。