障害がある子どもの保護者 就職の悩みなどの相談会

障害がある子どもの就職の悩みについて、企業の担当者が直接、保護者からの質問に応じる相談会が浜松市で開かれました。

相談会は、障害がある人たちの雇用を進めている企業の連絡会が開いたもので、浜松市周辺の40の企業や行政の担当者と、障害者の保護者約80人が集まりました。
はじめに就職にあたっては、障害者も自立が必要だなどと必要な心構えについて講演が行われたあと、企業の担当者などがグループに分かれて保護者からの相談にあたりました。
保護者たちは、就職を希望する企業に直接、働き方を問い合わせてもよいのかとか、社会人としてどのような姿勢を身につけさせるべきかなどとさまざまな質問を投げかけ、企業の担当者は丁寧に答えていました。
特別支援学校に通う高校2年生と小学6年生の男の子の父親は、「高校生の子どもが就職するかどうか悩んでいるため、多くの情報が欲しくて参加しました。企業の声をきたんなく聞けるのがとてもありがたいです」と話していました。
説明会を開催した静岡県特例子会社連絡会の水口洋史会長は、「障害のある子どもを持つ保護者は子どもの就職などについて心配事があると思うが、企業や行政から生の声を聞ける機会を有効に活用してほしい」と話していました。