高齢者が大学生からスマホの使い方学ぶ 富士市

行政手続きなどのデジタル化が進む中、お年寄りたちが大学生からスマートフォンの使い方を学ぶ教室が富士市で開かれました。

この教室は、情報格差の解消につなげようと富士市や大学などでつくる協議会が開いたもので、70代から80代のおよそ10人が参加しました。
講師やサポート役は、静岡市にある静岡英和学院大学に通う大学生5人で、スマートフォンで「Wi−Fi」に接続したり、QRコードを読み取ったりする方法を学びました。
このうち、スマートフォンを使った検索では大学生に説明を受けながら、検索の欄に「しずおか、どうぶつえん」と文字を入力し、日本平動物園のサイトに接続して、最新の情報を確認していました。
参加した75歳の男性は「スマートフォンを持って1年くらい経つが、電話くらいしか使えていませんでした。旅先で、インターネットの地図情報などが使えればと思います」と話していました。
静岡英和学院大学4年生の水谷優さんは「キャッシュレス化、ペーパーレス化が進んでいるので、今後も電子申請などに活用できるようサポートしていきたいと思います」と話していました。