「日本生物学オリンピック」静岡大学で開幕 静岡県で初開催

高校生などが生物の知識を競う日本生物学オリンピックが静岡県では初めて、静岡大学で開幕しました。

日本生物学オリンピックは、大学入学前の20歳未満が生物学の知識を競う大会で、静岡市駿河区の静岡大学で行われた開会式には、7月に3200人余りが参加して全国各地で行われた予選を突破した80人が参加しました。
冒頭で、静岡大学の塩尻信義副学長が「私も生物学をやっているので皆さんの素晴らしさを理解しているので、自信を持って楽しみながらやってください」とあいさつしました。
大会は17日から3泊4日の合宿形式で行われ、提示されたテーマをもとに実験を行い、設問に答えて得点を競うということです。
ほかにも、参加者の交流イベントや生物に関する県内のスポットを巡る体験プログラムなども予定されています。
三重県の高校3年生の女子生徒は「内臓や免疫といった分野に興味があります。静岡に行ったら、ウナギが食べられるかなと思って受けました」と話していました。
また、高校1年生の女子生徒は「日本代表になって国際大会に出場して世界中の生物好きと交流できるようがんばりたい」と話していました。
この大会で日本代表に選ばれた人は、来年7月にカザフスタンで開催される国際生物学オリンピックに出場し、およそ80の国と地域から参加する300人と競い合って金メダルを目指すことになります。