知事 ビッグモーター店舗前土壌調査「除草剤検出なら被害届」

中古車販売会社「ビッグモーター」の富士市の店舗前で街路樹の低木の一部がなくなり、除草剤などの使用の有無を確認するため県が行っている土壌調査について、川勝知事は「除草剤が検出されたら警察への被害届を提出する予定だ。国とも綿密に調整して対応を検討したい」と述べました。

中古車販売会社「ビッグモーター」を巡っては、富士市の店舗前で街路樹の低木の一部がなくなっていたことを受けて、県は8月2日から、除草剤などが使われていないかどうか調べる土壌調査を進めています。
これについて、川勝知事は8日の定例会見で、「今月末までに結果を出すと報告を受けている。除草剤が検出されたら警察への被害届を提出する予定だ。国とも綿密に調整して対応を検討したい」と述べました。
また、ことし6月、県内でマイナンバーに同姓同名の別の人の障害者手帳の情報が誤ってひも付けられるなどのケースが少なくとも62件確認された問題で、県は、7月中旬までに登録状況の再点検を終えたいとしていましたが、川勝知事は「データの照合作業に時間がかかっている」として点検作業が遅れていることを明らかにしました。
その上で、「国から9月29日までに総点検の結果の報告を求められているので、それまでに改めて説明をしたい」と述べました。