県立大薬学部オープンキャンパス VRで薬剤師の仕事疑似体験

夏休み中の高校生などに大学の魅力を伝えるオープンキャンパスが静岡県立大学薬学部で開かれ、4年ぶりに対面式となったことしは、参加者が、薬剤師の仕事をイメージできるようVR=バーチャルリアリティーの技術をいかした体験イベントが行われました。

静岡県立大学薬学部では、新型コロナの影響でこの3年間、オープンキャンパスの代わりにインターネットで模擬講義を動画配信するなどの取り組みをしてきましたが、ことしは4年ぶりに対面式で行われました。
8日は、事前申し込みをした高校生などおよそ1000人が大学を訪れ、模擬講義を受けたり模擬薬局を巡るツアーなどに参加したりしていました。
ことしは、特別に今年度から、薬学部の学生向けに導入したVRの体験コーナーが設けられ、高校生たちは、担当教授から「薬剤師が薬局や病院、在宅介護の現場で仕事しているVR映像なので、いろいろみて仕事を体感してください」と説明を受けたあと、実際にゴーグルを装着して臨場感のある映像を見ながら、薬剤師の仕事ぶりを疑似体験していました。
参加した高校2年生の女子生徒は「持病があったので薬学部に興味をもっていた。VRを見て、薬剤師が患者と会話をしたりする様子などが見られてイメージが広がりました」と話していました。