浜松基地周辺「PFAS」高濃度検出で基地内調査へ浜田防衛相

有害性が指摘されている化学物質の「PFAS」が、静岡県の航空自衛隊浜松基地周辺の川や水路で国の暫定の目標値を上回る高い濃度で検出されたことを受けて、浜田防衛大臣は、浜松市の要請を受けて、基地内の調査を実施する考えを示しました。

浜松市が、ことし4月から6月にかけて市内の河川と水路、26地点の調査を行ったところ、航空自衛隊浜松基地の近くを流れる川や周辺の水路、あわせて6つの地点で、有害性が指摘されている化学物質の「PFAS」が暫定の目標値を上回る値で検出されたことから、市は基地に対し原因調査への協力を要請しています。
これについて、浜田防衛大臣は、閣議の後の記者会見で、「浜松市から基地内の調査を求める要請がされていることは承知しており、防衛省としては、基地内の調査について実施する方針だ」と述べました。
その上で、具体的な調査方法については、浜松市と調整し速やかに実施したいという考えを示しました。