磐田市の60代女性 架空請求で約4500万円の詐欺被害 

磐田市の60代の女性が、携帯電話に受信したうそのメッセージをきっかけに、現金およそ4300万円と電子マネー180万円分をだまし取られました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、ことし6月19日、磐田市に住む60代の女性の携帯電話に、「使用料金を確認してください。至急連絡ください」というショートメッセージが送られてきました。
女性がメッセージに記載された電話番号にかけたところ、男から「インターネットサイトの料金が未納になっている」と言われました。
女性は身に覚えがないことを伝えましたが、「誤登録だった。返金するのでとりあえず払って下さい。払わないと逮捕される」などと言われ、プリペイド式の電子マネー180万円分を購入し、カードの番号を伝えてしまったということです。
その後も、男らから、「あなたの携帯から企業のコンピューターにウイルスが拡散され、多額の損失が出ている」といったうその話の電話があり、女性は調査費用などを請求されて、7月23日までの間に現金およそ4300万円を宅配便で指定された場所に送ったということです。
女性は、返金されないことを不審に思い、7日、警察に被害届を出したということです。
警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、「『未払いの料金がある』などと告げて、送金をもちかける不審な電話は詐欺だと疑ってほしい」と注意を呼びかけています。