岳南電車と高速道路が連携 ラッピング電車の運行始まる

静岡県の富士市内を走る岳南電車と中日本高速道路が連携して観光客を呼び込もうと、オリジナルのキャラクターなどがデザインされたラッピング電車の運行が始まりました。

5日から運行が始まったのは、岳南電車と中日本高速道路が富士市と連携して行う観光キャンペーンをPRするラッピング電車です。
車体には、中日本高速道路と富士市のそれぞれのキャラクターが岳南電車の制服を着た姿や、富士山や茶畑などの富士市を代表する景色がデザインされています。
5日は、吉原駅のホームで出発式が行われ、関係者がテープカットをして運行開始を祝いました。
今回の連携事業では、スマートフォンのアプリを使ったスタンプラリーのイベントも5日から始まり、岳南電車のすべての駅や東名高速道路の富士川サービスエリアなどでスタンプを集めると景品に応募できるということで、駅を訪れた人たちがさっそく試していました。
東京・日野市から訪れた小学5年生の男の子は、「高速道路のキャラクターのファンなので見に来ました。電車から見える景色が楽しみです」と話していました。
岳南電車の橘田昭社長は「地方鉄道と高速道路が連携する取り組みは非常に珍しく、新たな観光振興につながればと思います」と話していました。
ラッピング電車の運行とスタンプラリーは、11月19日まで実施される予定です。