自転車世界選手権 掛川出身の52歳杉浦佳子選手が金メダル

イギリスで開幕した自転車の世界選手権で、掛川市出身で東京パラリンピックの金メダリスト、52歳の杉浦佳子選手が女子個人パシュートの運動機能障害のクラスで金メダルを獲得しました。

イギリス北部のグラスゴーで3日、開幕した自転車の世界選手権は、8月13日にかけてオリンピックやパラリンピックの実施種目を含む13種目が行われます。
3日は、1周250メートルを12周して2人で争う、女子個人パシュート運動機能障害のクラスの決勝に、この種目の日本記録を持つ52歳の杉浦選手が出場しました。
予選を1位で通過した杉浦選手は、中盤まで先行を許す展開になりましたが、後半に逆転し、3分56秒949をマークして金メダルを獲得しました。
杉浦選手は、東京パラリンピックで、屋外を走るロードの2種目で金メダルを獲得し、日本選手の金メダル最年長記録を更新して、「最年少記録は2度とつくれないが最年長記録はつくれる」ということばを残しました。
来年のパリオリンピックでは屋内で行われるトラック種目でもメダル獲得を目指しています。
杉浦選手はレース後、「もう最高です!まだ実感がないです。今夜寝て、明日起きた時に夢でないことを確認してから喜びたいと思います」とコメントしました。