気分転換に!介護施設の利用者がメイク体験

静岡市の介護施設でリハビリなどに取り組む利用者に気分転換をしてもらおうとメイクアップアーティストのメイクを体験する取り組みが行われました。

メイクを体験したのは、静岡市駿河区の通所介護施設を利用する50代から90代の5人です。
この取り組みはモデル業や美容業のサービスを行う静岡市の企業がことし4月から毎月行っています。
目元のメイクでは、ピンクや紫、オレンジから選ぶことができ、利用者の希望に合わせてひとりひとり違ったメイクが施されました。
また、50代の男性は、眉毛の整え方を教えてもらっていました。
施設によりますと、コロナ禍でメイクをやめてしまったとか機会が減ったと話す人も多いということで、この取り組みが外出するきっかけになることを期待しているということです。
80代の女性は、「コロナになってから4年は化粧をしていませんでした。久しぶりの化粧で緊張します」と話していました。
また、50代の男性は、「初めてメイクをしてもらいました。眉毛がキリッとなったので子どもに見せたいです」と話していました。
メイクアップアーティストの富川公美子さんは、「利用者に笑顔になってほしいと思い始めました。メイクをすることが外に出るきっかけになるといいです」と話していました。