不適切発言めぐり川勝知事「今度迷惑かければ辞職する」

川勝知事がいわゆる「コシヒカリ発言」で返上の意向を示したボーナスなどを返上せず県議会で不信任決議案が出されるなど自身の不適切な発言が問題視される中、川勝知事は会見で、「私の不徳のいたすところだ。今度、迷惑をかければ辞職する」と述べました。

この問題は、川勝知事がおととしの参議院補欠選挙の応援演説で県内の自治体について、「あちらはコシヒカリしかない」などと発言して県議会で辞職勧告決議が可決された際、みずからのペナルティーとして給与とボーナスを返上する意向を示しながら7月、返上していないことが明らかになったものです。
その後、13日に、県議会で50年ぶりとなる不信任決議案が出され1票差で否決される事態にまで至りました。
これに関連して川勝知事は、24日の定例会見で、「コシヒカリ発言」のほかにも女性の学力と容姿を結びつける発言など自身の不適切な発言がたびたび問題視されることについて「私の不徳のいたすところだ。常に公人の立場でいる。今度、迷惑をかければ辞職する」と述べました。
また、新型コロナウイルスについて、感染が拡大し7月に県が「感染拡大注意報」を発令したことを受け、「夏休みに旅行などを計画していても風邪の症状があれば延期を検討し、高齢者や持病がある方がいるところでは、マスクをするなど対策をお願いしたい」と呼びかけました。