熱海土石流 当時の行政対応 再検証委 県19日設置・初会合

熱海市の土石流を巡る当時の行政対応の再検証を川勝知事が表明したことを受けて、県庁内での再検証の委員会が7月19日に設置され、初会合が行われることになりました。

土石流の起点にあった盛り土の造成を巡っては、県の第三者委員会が去年5月、当時の県と熱海市の対応について「失敗だった」とする最終報告書をまとめています。
これについて県議会の特別委員会がことし2月、「県が所管する法令でできるかぎりの対応をしたのかという観点からの検証は不十分」だとして再検証するよう提言したのを受けて、川勝知事は、6月の県議会で消極的な姿勢から一転、庁内で再検証を行うことを表明していました。
この再検証の委員会が7月19日に設置し、初会合が行われることになりました。
初会合には公文書を管轄する部局のほか、廃棄物処理法、森林法、それに砂防法などの担当課の担当者らが出席しこれまでの経緯や委員会の進め方について話し合う見通しです。
今後の検証作業は非公開で進め、関係する公文書を精査したり当時の担当者から聞き取りを行ったりして、法令が適切に運用されたかどうかなどを調べる方針で、ことし9月をメドに県議会に報告したいとしています。