川勝知事が一転 ボーナス・給与 返上する意向

いわゆる「コシヒカリ発言」でおととしの議会で辞職勧告決議を受けた川勝知事が、返上の意向を示したボーナスや給与を返上していなかった問題で、知事が一転、必要な条例改正案を提出し返上する意向であることが関係者への取材で分かりました。

この問題は、川勝知事がおととしの(2021年)参議院補欠選挙の応援演説で県内の自治体について、「あちらはコシヒカリしかない」などと発言して県議会で辞職勧告決議が可決された際、自らのペナルティーとしてその年の12月の給料とボーナスの合わせて440万円余りを返上する意向を示しましたが、7月になって返上していないことが報道で明らかになったものです。
これに対し知事が、「熟慮した結果、発言へのけじめは知事の職責を果たすことだと思い至った」として返上しない考えを示したことから、県民から批判や苦情が殺到するなど波紋が広がっていました。
こうした中、川勝知事が、一転、返上に必要な条例の改正案を提出し、今後の給与やボーナスを返上する意向であることが関係者への取材で分かりました。
関係者によりますと、改正案提出の意向は、開会中の県議会で知事が自ら表明したい考えで、今後、日程などを調整するということです。