徳川家康の姿を表現した「田んぼアート」見頃 菊川市

白や茶色など色が異なる稲を使って水田に徳川家康の姿を表現した菊川市の「田んぼアート」が見頃を迎え、大勢の人たちが見物に訪れています。

菊川市下内田の1600平方メートルの水田では、地元の市民グループが色が異なる古代米の稲を植えて大きな絵を表現する「田んぼアート」に毎年取り組んでいます。
ことしは、大河ドラマ「どうする家康」にちなんで、巨大な徳川家康の肖像画を中心に家康が愛したものとして伝わる「富士山」や「たか」なども表現され、今、見頃を迎えています。
会場には、高さおよそ6メートルのやぐらが設けられ、訪れた人たちが着物のしわなど細部まで色分けされた田んぼを眺めたり、写真におさめたりして楽しんでいました。
5月に行われた田植えにも参加したという袋井市の小学3年生の男の子は「家康とたかがすごくいいと思いました。立体的に見えます」と話していました。
田んぼアート菊川実行委員会の池田正代表は「素晴らしい出来栄えですので、何度でも見てもらいたいです」と話していました。
この田んぼアートは8月15日までの毎週土曜日と日曜日、それに祝日には、やぐらの上からも鑑賞できるということです。