家康と武田軍が争奪戦 高天神城めぐる講演会 掛川市

大河ドラマ「どうする家康」の時代考証を担当した専門家が、家康と武田軍による激しい争奪戦が繰り広げられた「高天神城」について語る講演会が掛川市で行われました。

この講演会は大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて掛川市が企画したもので、約1000人が参加しました。
ドラマの時代考証を担当したいずれも歴史学者の小和田哲男さんや平山優さんなどが講師を務めました。
このうち小和田さんは、戦国時代に家康が武田勝頼に奪われた城を奪還するまでの、遠州地方の覇権をかけた戦いの流れについて解説しました。
また、平山さんは、家康が城を奪還するために周囲に6つの砦を築いたことなどを写真を見せながら紹介し、武田勝頼が城を守りきれなかったことが、武田家の滅亡につながったなどと説明しました。
掛川市の70代男性は「高天神城を攻め落とすために取られたさまざまな戦略がよくわかりました。ドラマでどのように描かれるかが楽しみです」と話していました。