海外からの富士山登山 やさしい日本語で案内するセミナー

富士山の山開きを前に海外からの登山客をスムーズに受け入れようと、沼津市で、観光関係者を対象にやさしい日本語で案内するセミナーが開かれました。

コロナ対策の緩和などでことしは富士山に上る海外からの登山客が大幅に増えると予想されています。
県はやさしい日本語で案内するセミナーを沼津市で開き、観光関係者ら14人が参加しました。
講師は東京オリンピック・パラリンピックで海外の選手を選手村で案内した萩元直樹さんで、文章を短くしたり要点を絞り込んだりするなどのポイントを紹介しました。
このあと、やさしい日本語に言い換える練習が行われ、「ご記入願います」は「書いてください」、「有料でございます」は「お金を払ってください」などと説明していました。
相手が日本語がまったくわからない場合は、翻訳アプリやイラストを使うこともが効果的だということです。
参加した県の観光協会の女性は「長い文章で説明しがちなので、短い文に分けるとか、案内板の表示ももっとわかりやすいものに直そうと思います」と話していました。
富士山の静岡県側は7月10日に山開きを迎えます。