掛川城下町に時告げた大太鼓 「時の記念日」に打ち鳴らす催し

時の記念日の10日、掛川市で、江戸時代の城下町に時を告げた大太鼓を打ち鳴らす催しが行われました。

6月10日は、1300年あまり前に天智天皇が日本で初めて時を知らせた日とされ、「時の記念日」に定められています。
掛川市は毎年、この日に「掛川城御殿」で、江戸時代から明治時代にかけて時刻を知らせるために1日12回打ち鳴らされていた大太鼓を市民らが打ち鳴らす催しを行っています。
大太鼓は直径90センチで、はじめに掛川市の久保田崇市長が正午にあわせて力いっぱい大太鼓をたたき、大きな音を響かせました。
このあと、訪れた家族連れや観光客らが交代で太鼓を打ち鳴らし、打ち終わると、時間を大切にして欲しいという思いを込めた「砂時計」がプレゼントされました。
2歳の子どもと一緒に太鼓をたたいた30歳の母親は、「これからも子どもたちといろいろなところへ出かけて一緒に過ごす時間を大切にしていきます」と話していました。