掛川市 「マイナポイント」 他の人に付与するミス

全国でマイナンバーカードをめぐるトラブルが相次ぐ中、掛川市はカードの取得などで得られる「マイナポイント」の1人分を、ほかの人に付与するミスがあったとみられると発表しました。

マイナンバーカードの取得や健康保険証としての利用などを促すために国が1人最大2万円分のポイントを付与する「マイナポイント」をめぐっては、誤ってほかの人に付与するミスが全国の自治体で相次いでいます。
こうした中、掛川市は、去年12月に1人分のマイナポイントを別の市民に付与ミスがあったとみられると発表しました。
窓口で家族分のポイントの手続きをしていた市民が、必要な情報がわからないとして手続きを中断して帰ったあと、市の委託業者が画面のログアウトをせず、次の人に2人分のポイントを付与した可能性があるということです。
市民の名前や連絡先は把握しておらず、市では手続きを中断した人やその家族が現れたら対応をやり直すつもりでしたが、同様のミスが全国で報道されていることから、31日になって発表したと説明しています。
掛川市では今後、国にもこの問題を報告するということです。
掛川市は「このようなことがないよう、ログアウトの徹底など再発防止に努める」としています。