菊川市でブラジル人と日本人が交流するイベント

ブラジル人学校がある菊川市で、ブラジル人と日本人が伝統の踊りやゲームで交流するイベントが開かれました。

このイベントは、外国人の日本語教育に携わる菊川市のNPO法人が市役所の広場で開き、市内に住むブラジル人や日本人を中心に家族連れなど大勢の人が訪れました。
このうち、ダンスコーナーでは、市内のブラジル人学校に通う幼稚園児がテンポのよい音楽に乗せて伝統的なダンスを披露し、跳ねたり手拍子をしたりしながら踊っていました。
また、同じ学校の中学生が考案したゲームの体験コーナーでは、日本人の親子連れがひもの先に付けた金具で魚の形をしたプレートをつり上げるゲームなどを楽しんでいました。
このほか、会場には、ブラジルの名物料理「シュラスコ」の売店なども設けられ、大勢の人たちが買い求めていました。
3人の子どもと一緒に訪れた30代の母親は「外国の人たちとふれ合って子どもたちにいろいろな価値観を受け入れられるようになってほしいです」と話していました。
イベントを企画した「NPO法人ソヒゾ・デ・クリアンサ日伯交流協会」のルビオ・マルシア代表は「食べ物やダンスを通じて地元のブラジル人と日本人の交流が深まればうれしいです」と話していました。