“家康ゆかり”のクラフトビール 静岡市で完成祝う式典

徳川家康ゆかりの静岡市内の神社の植物から採取した酵母を使ったクラフトビールが完成し、大河ドラマ「どうする家康」に出演している俳優の波岡一喜さんも参加して完成を祝う式典が行われました。

静岡市葵区で行われた記念式典にはドラマで本多忠真を演じる波岡一喜さんをはじめ、ビールの開発関係者や一般市民など150人が参加し、乾杯をして完成を祝いました。
クラフトビールは静岡市や静岡商工会議所などでつくる大河ドラマの活用推進協議会や静岡大学の研究所が去年10月から開発を進めてきました。
徳川家康にゆかりのある静岡浅間神社の敷地内の植物、フタバアオイの葉から採取した酵母が使われていて、市内3か所の醸造所がそれぞれの特徴を生かしながらこのほど完成させたということです。
波岡さんは式典の中で「今回の大河ドラマでは“酔いどれ侍”を演じ、2年前の『青天を衝け』では徳川最後の将軍に仕える役を演じ、まさにきょうのこの場は運命だと思っています」と話し、味の感想を求められると「うまい」を連発していました。
このクラフトビールは2700本限定で造られ、静岡浅間神社の中にある売店で27日から購入できるということです。