富士市で保育士や幼稚園教諭の確保へ就職・進学の相談会
人手不足が課題になっている保育士や幼稚園教諭の確保につなげようと、富士市で、就職や進学の相談会が開かれました。
この相談会は、保育分野での就職を目指している学生や進学先を検討している高校生などを対象に、富士市が開いたものです。
会場では、市内の保育園や幼稚園、それに県内外の大学や専門学校など、あわせて43の施設や団体がブースを設けました。
このうち、富士市にある私立保育園のブースでは、担当者が資料を見せながら、仕事のやりがいやふだんの園の様子を伝えたほか、勤務時間や福利厚生についても説明していました。
保育士を目指して専門学校に通っている富士市の学生は「将来は地域の保育園で働きたいと考えています。きょう話を聞いて夢に近づけたと思います」と話していました。
また、進学先を検討している富士宮市の高校生は「保育の仕事を魅力的に感じられ、視野を広げることができました」と話していました。
富士市では、保育に携わる人材の確保や施設への支援などに取り組んだ結果、2019年4月から今年4月まで5年連続で「待機児童ゼロ」を達成しているということです。
富士市保育幼稚園課の渡辺文彦課長は「今後も積極的に就職や進学を呼びかけ、地域で働く人材を増やしたい」と話していました。