棚田で県内外の田んぼのオーナーが田植え 松崎町

松崎町の棚田で、県内外から田んぼのオーナーが訪れて田植えが行われました。

松崎町石部地区では、担い手不足の解消や景観維持のため、オーナー制度を導入して県内や首都圏に住む人たちに1区画3万5千円で棚田を貸し出し、およそ280枚の棚田の保全に取り組んでいます。
21日、田んぼのオーナーやその家族など130人あまりが訪れて田植えが行われました。
苗は地元の農家の人たちが育てたもので、参加した人たちは、苗を同じ間隔で植えられるよう目印が付けられた竹の棒を使いながら、1本1本丁寧に植えていきました。
地元の少年団の1人は「田植えは初めてで、足場が悪くて大変ですが、楽しいです」と話していました。
また、伊豆の国市から参加した女性は「ふだんは泥の中に入ることがないので、とても新鮮です」と話していました。
棚田では、地元の農家の人たちが水の管理などを行い、ことし10月には、オーナーたちが再び訪れて稲刈りをすることになっています。