菊川市で“災害時の食事”を考える防災講座 

地震などの災害が起きた際の食事について考える防災講座が菊川市で行われました。

菊川市の危機管理課が開いた防災講座には市民300人余りが参加しました。
13日は管理栄養士で防災士の今泉マユ子さんが講師を務め、ポリエチレンの袋を利用した温かい災害食の作り方を紹介しました。
コメやマーボー豆腐の材料をそれぞれ袋に入れたまま湯せんすることで鍋を汚さずに調理することができ、断水などで水が不足しているときに水の節約にもなるということです。
このほか、乾パンをおいしく食べやすくするためにジュースに浸して柔らかくしたり、ジャムやマーガリンを塗ったりする方法も紹介していました。
今泉さんは、「災害時にも食べ慣れているものを食べることがストレス解消につながる」とした上で、ふだん使う食材を少し多めに購入し、食べた分だけ買い足していく「ローリングストック」という備蓄方法を勧めていました。
菊川市の70代の女性は「身近な食べ物の備えについて分かりやすく聞かせてもらえました。きょう紹介された災害食を作ってみたいと思います」と話していました。