川勝知事 新体制幹部に指示 “静岡市・浜松市と連携を”

新年度に入り県庁が新体制となる中、川勝知事が幹部職員に訓示し、選挙でいずれも市長が交代することになった静岡市と浜松市と連携して業務に取り組むことを指示しました。

県庁では、局長級や部長級を含め2254人の人事異動が行われ、新体制での業務がスタートしました。
川勝知事は17日、局長級以上の幹部職員およそ110人を前に訓示を行いました。
この中で、4月9日に投開票が行われた静岡市長選と浜松市長選で、2つの市の市長が交代することになったことに触れ「静岡市の難波新市長と、浜松市の中野氏とともに『日本の縮図』として見立てられている静岡県で、日本の理想郷をつくるという考えを共有したい」と述べ、両市と連携して業務に取り組むよう指示しました。
また、JR東海と協議が続いているリニア中央新幹線については、「リニアを国策とよく言うが、南アルプスを守るのも国策だ。水や自然を大事にするのが将来の世代への努めでもある」と述べ、環境への影響について、慎重に検討を続ける方針を伝えました。
このほか、ことしは静岡県が東アジア文化都市に選ばれ、中国や韓国との文化交流や芸術イベントの開催が予定されていることから文化面でも地域の活性化を進めるよう指示しました。