静岡市長選当確難波氏 リニア「知事と歩調合わせることない」

静岡市長選挙で初めての当選が確実になった難波喬司氏はNHKの番組に出演し、「静岡市には多種多様な課題がある。この部分だけやればよいということではないのは明確だ」と述べた上で、「なぜ全国の政令市の中で静岡市は人口が減っているのか。子育て環境もあるが、一番は景気・雇用の問題だと思う。大学に行くと70%が県外に出たまま戻ってこない。経済を活性化しないとまちの明るい未来は作りにくい」と話し、経済対策を重視する考えを示しました。

また、川勝知事との関係については「もともと知事と副知事の関係でずっと仕事をしてきたので、そこの関係はできている。県では部下だったので、知事の判断については政治家の判断として受け止めていたが、今後は独立した政令市の長なので知事に言うべきことは言う。いい関係と、きっちりとした独立性で連携するのが大事だ」と述べました。

一方、去年9月の台風15号による被害への市の対応については、「県と市の連携ではなく市の対応に問題があった」と指摘した上で、「危機管理の基本は、最悪の事態の想定と初動での全力だ。市の対応能力を上げる。防災のプロを入れて新しいことをやっていく」と話しました。

そして、静岡市の山間部が予定地となっているリニア中央新幹線の工事については、「水の問題もあるが、南アルプスの自然環境に与える影響をきっちりと検証する。静岡市はデータを持っているし、知識を持っている職員がいっぱいいる。国にお任せではなく、市が積極的に関わっていく」と述べました。
その上で、工事にストップをかけ続けている川勝知事との関係については、「歩調を合わせるということはなく、科学的根拠に基づいてやる。同じ意見であれば同じようにやればいいし、意見が違うのであれば違うと、はっきり申し上げればいい。健全な議論が必要だ」と話しました。