ビタミンB1発見者の出身地 牧之原市で園児に特製どんぶり
ビタミンB1を発見した牧之原市出身の農学博士にちなんで、ビタミンが豊富に入った特製のどんぶりが地元の保育園で給食に提供されました。
牧之原市出身の鈴木梅太郎博士が明治時代に米ぬかの中からビタミンB1を発見したことから、市はビタミン豊富な食材を使った特製のどんぶりを保育施設などの給食で提供しています。
16日、菅山保育園で園児約60人が特製どんぶりを味わいました。
どんぶりにはビタミンが豊富な豚肉とタマネギ、それに細かく刻んだ梅の実を一緒に混ぜた炒め物がご飯にかけられていて、博士の名前にちなんで「梅太郎丼」と名付けられています。
園児たちは「ちょっと酸っぱくておいしい」などと言いながらご飯を口にほおばり、なかにはおかわりをする子も見られました。
おかわりをした年長の男の子は「初めて食べたけどおいしかったです。これからも食べたいです」と話していました。
菅山保育園の増田知恵園長は「栄養豊富で子どもたちのパワーとなる献立なので、これからも給食に取り入れていきたい」と話していました。