トルコ大地震から1か月 県立大留学生 支援活動続ける
トルコ南部で発生した大地震から6日で1か月です。
5人のトルコ人留学生が通う静岡県立大学では、留学生が中心となって支援活動を続けています。
2月6日にトルコ南部で起きたマグニチュード7.8の地震とその後の地震では、トルコと隣国のシリアでこれまでにおよそ5万2000人の死亡が確認されています。
5人のトルコ人留学生が在学する静岡市の静岡県立大学では、留学生が中心となって募金活動を行っていて、2月末までに59万円余りの募金が集まったということです。
地震から1か月の6日、活動を行っている留学生らが大学に集まり、今の思いを共有しました。
留学生のブルジュ・オルチェルさんが「毎日地震のニュースを見てそのたびに悲しくなりますが、募金を続けていることが希望です」と伝えると、日本人の学生は「私はアルバイト先に募金箱を置いてもらいました。関心が薄れないよう、今後も活動していきたい」と応えていました。
留学生たちは、日本に住むトルコ人によるネットワークも立ち上げていて、寄付を募るためのイベントの開催などを検討しているということです。
ネットワークを立ち上げたエルトゥールル・エビスさんは、3月で留学を終え、帰国する予定だということで、「地震のあった地域に行って現地の状況を見て、ネットワークを通して日本にいるトルコ人に必要な支援を伝える役割を担いたいです」と話していました。