小学校入学前に 園児が不審者対処の訓練 富士宮市
この春、小学1年生になる幼稚園児が不審者に声をかけられたときの対処方法を学ぶ訓練が、富士宮市で行われました。
訓練は富士宮警察署や防犯協会などが行ったもので、4月に1年生になる富士宮北幼稚園の園児、26人が参加しました。
園児たちははじめに、自分と地域を守る正義のヒーロー「ヨウチエンジャー」のお面をかぶって、「いかのおすし」という防犯標語を学び、「いかない、のらない、おおきなこえをだす」などと、大きな声で読み上げました。
このあとグループに分かれて園を出発し、周辺の道路を歩きながら警察官などから駐車場は「人の目が届かない場所なので近寄らない」などと指導を受けました。
また、途中で車のかげから不審者役の警察官が現れ、「お菓子をあげるよ」なとど声をかけると、園児たちはとまどいつつも、最後は走って逃げて、「いかのおすし」の標語を守っていました。
参加した園児は「不審者がいたらいかのおすしをやります」とか「お菓子をくれると言われたけど逃げました」などと話していました。
指導にあたった富士宮防犯協会の堀水利恵さんは「不審者は怖い格好や顔では近づいて来ません。『いかのおすし』をずっと忘れないでいてほしいです」と話していました。