函南町 太陽光発電所建設計画 2事業者のうち1社が撤退

函南町で大規模な太陽光発電所の建設を計画している2つの事業者のうち、中部電力の子会社は、事業の開始が困難になっているとして撤退することを決めました。

この計画は函南町軽井沢地区の約65ヘクタールの土地に大規模な太陽光発電所を建設するもので、中部電力の子会社、「トーエネック」は東京の事業者が設置した太陽光パネルの電気を販売することになっています。
しかし、「トーエネック」は、24日に開催された取締役会で、事業の開始は困難になっているとして撤退を決議したということです。
この計画を巡っては、4年前に静岡県が東京の事業者に対し法律に基づく開発許可を出しましたが、計画書に不備が見つかったことなどから県の指導が続けられています。
また、函南町も土砂崩れなどの災害のおそれがあり、住民の理解も得られていないとして建設計画に同意していませんでした。
トーエネックは、「地元の気持ちに向き合うことが大切と考えた。関係する事業者にも事業の実現が困難だと理解を得られるよう交渉を継続していく」とコメントしています。
一方、函南町の仁科喜世志町長はコメントを発表し、「町として当初から不同意の事業で、確実に撤退するとともにこの場所で同様の開発が行われないよう要望する」としています。