沼津市の保育事業所で不適切保育 保護者説明会で代表ら謝罪

不適切な保育が明らかになった沼津市の保育事業所で21日夜、保護者説明会が開かれ、事業所を運営する会社の代表や施設長らが謝罪して園児への行為について説明したということです。

沼津市によりますと、市の認可を受けた保育事業所では去年10月にかけて、施設長と保育士らが園児のほおを引っ張るなどしたうえ、そうした行為を撮影し、メッセージアプリを使って職員どうしで共有する不適切な保育があったということです。
保育事業所は、21日午後6時から2回目の保護者説明会を開き、10人あまりの保護者が参加しました。
事業所を運営する会社によりますと、会社の代表が「不適切な保育を行ってしまい申し訳ありませんでした」と謝罪し、不適切な保育を行った施設長と保育士、それに調理員の3人が、謝罪とともに園児に行った行為について説明したということです。
これに対し、保護者からは、子どものための保育を続けて欲しいという要望が出されたということです。
説明会のあと、2歳児を預けてる母親は「顔へのいたずらは、自分の子がネタとしてされたら嫌な気持ちになるが、説明を聞くとそういう訳ではないという印象を受けました。嫌な気持ちをする人もいるのでこれから気をつけてもらいたい」と話していました。
沼津市は、1月中にも立ち入り監査を行って詳しい状況を調べることにしています。