富士市 特産のほうじ茶使ったご当地メニューの試食会
富士市で特産のほうじ茶を使ったご当地メニューを開発しようと、地元の料理人が考案した料理の試食会が開かれました。
ご当地メニューの開発は県産食材の活用を目的に静岡県が行っているもので、16日は、富士市の会場で試食会が行われました。
調理を担当したのは、フレンチや和食などを専門にする地元の料理人で、ほうじ茶を生産している茶農家など、20人あまりが出席しました。
開発されたメニューは9品で、ほうじ茶を特製ソースに混ぜて豚肉を漬けたチャーシューや、茶葉をまぶした手まり寿司、それに、地元産のサクラマスにほうじ茶とパン粉などを乗せてオーブンで焼いた料理など、いずれもほうじ茶の香りや食感が楽しめるよう工夫したということです。
参加した茶農家の人たちなどは見た目や味を確かめていました。
試食した茶農家の女性は「自分たちが育てたほうじ茶が見た目も楽しく料理してもらえてとてもうれしかったです」と話していました。
フレンチの料理人の深澤政章さんは「ほうじ茶の香りや色味を生かすため、相性のいい素材を探しました。見ても食べてもおいしい料理になればと思います」と話していました。
このご当地メニューは16日の意見をもとに改良を加え、ことし3月に富士市で開かれるイベントでお披露目されるということです。