リニア 県の専門部会 有識者会の論点を意見交換

リニア中央新幹線のトンネル工事を巡り、国の有識者会議が県内の環境保全を議論する今後の論点を提示したことを受け、県の専門部会で意見交換が行われました。

JR東海が2027年の開業を目指すリニア中央新幹線を巡っては、12月、国土交通省が設けた環境保全を考える有識者会議で、沢の流量や生息する生物の生息状況を分析するなど今後の論点が示されました。
これを受け、県の専門部会では12日、意見交換が行われました。
委員からは、沢の調査について、「沢の解析はとても時間がかかる。詳細を調べるのも大事だが分かりやすい指標を提案するべきだ」という意見が出た一方で、有識者会議で全部ではなく、特徴の似ている沢を類型化して一部だけ調査する案が示されたことについては、別の委員から、「岩や砂利の量などで沢によって生物が違うので不十分ではないか」と否定的な意見も出ました。
このほか、「影響の回避や軽減を示すことが大前提だが、仮に影響があった場合にどうするのか議論が必要だ」などの意見が聞かれました。
県は今後、委員の意見を踏まえて、有識者会議に求める文書をまとめるということです。
森貴志副知事は、「有識者会議の内容について共通認識を持っていただいた。県が求める内容を有識者会議で提示したい」と述べました。