県 同性カップルなど 公的認定制度 ことし3月から開始へ
静岡県は、同性のカップルなどを公的にパートナーとして認める制度をことし3月からスタートすることになりました。
「パートナーシップ宣誓制度」は、法律上は結婚できない同性のカップルなどをパートナーとして認めて、家族が受けられる行政サービスなどを利用できるようにする制度です。
静岡県はすでに導入を決めていましたが、ことし3月から運用を開始すると発表しました。
利用条件は2人とも成人で、少なくともどちらかが県内在住であることとなっています。
また、2人が子育てをしている場合、子どもも家族として認めるということです。
具体的な行政サービスは調整中ですが、公営住宅への入居や医療機関で入院や手術の同意ができることなどを想定していて、決まり次第、県のホームページに掲載することにしています。
また、民間サービスも、住宅ローンの条件緩和や職場での福利厚生制度の利用など、事業者に協力を呼びかけるということです。
手続きは、県庁や県の出先機関など県内5か所で行うことができ、事前の申し込みは2月1日から受け付けるということです。
県男女共同参画課の山口精子課長は会見で、「性の多様性を尊重しあう環境づくりにつなげたい。多くの方に理解と協力をお願いしたい」と話していました。