中学生が国の登録有形文化財の駅舎を大掃除 掛川市
年の瀬を迎え、掛川市にある国の登録有形文化財の天竜浜名湖鉄道の駅舎で、地元の中学生が参加して大掃除が行われました。
掛川市にある天竜浜名湖鉄道の桜木駅は、昭和10年に建てられた木造平屋建ての駅舎と上りのプラットホームが国の登録有形文化財になっています。
地元の桜が丘中学校では、毎年この時期に駅舎などの大掃除を行っていて、26日、野球部の生徒と地元のボランティアらおよそ30人が参加しました。
生徒たちは、駅舎とプラットホームのひさしにたまったほこりを払い落としたり、窓ガラスや鏡の拭き掃除を行ったりしました。
また、色落ちしてしまったプラットホームの白線や駅周辺のフェンスなどを、それぞれペンキで塗り直していきました。
中学2年生で野球部のキャプテンの山口蒼一郎さんは「お世話になっている地元の人たちに感謝を込めて、掃除に取り組みました。多くの人が使う駅なので、いつまでもきれいなまま残していきたいと思います」と話していました。