知事 リニア中央新幹線工事の進捗状況の開示求める文書提出

静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線を巡り、川勝知事は「地域住民に正しい情報を提供し理解を得ながら進める必要がある」として、JR東海に対し周辺自治体の工事の進捗状況の開示を求める文書を出しました。

リニア新幹線を巡っては、静岡県は工事による大井川への影響などを懸念し県内での着工を認めない一方で、2027年の品川ー名古屋間の開業に向けた沿線都府県でつくる「建設促進期成同盟会」にことし7月に加盟し、川勝知事が神奈川県や山梨県などの工事現場を視察するなど動きを活発化させています。
こうした中、川勝知事は11月25日付けで、JR東海に対して周辺自治体の工事の進捗状況の開示を求める文書を出しました。
文書では、「リニア新幹線の早期の実現に向けて、工事で発生する残土の処理や水枯れの対策などについて地域住民に対し正しい情報を提供して理解を得ながら進める必要がある」としています。
その上で、「各都県の事業の進捗は大変参考になる」として、知事が用地取得の遅れを指摘した神奈川県の関東車両基地など、整備を進めているほかの自治体の施設の工事の進捗率や用地の取得率、課題への取り組み内容の開示を求めています。
また、国土交通省にも同じ内容の文書を出し、JR東海への指導を求めたということです。