人工透析治療 大規模災害に備え 病院などでネットワーク発足

大規模な災害の際、大量の水や電気を必要とする人工透析の治療を滞りなく進めるため、富士宮市内の病院などでつくる「透析防災ネットワーク」が発足し、マニュアルの作成や研修などを進めていくことになりました。

富士宮市立病院では17日、「透析防災ネットワーク」の発足式が行われ、人工透析の治療を行っている市内3か所の病院長や市の防災担当課の担当者などが出席しました。
大量の水や電気を必要とする人工透析の治療は、災害によって断水や停電などが起きた際の対応が課題となっています。
発足式では、災害発生時の情報収集や共有方法などをまとめた行動マニュアルの作成、各病院の透析機器の扱いを学ぶ研修会などの実施、患者自身が災害時を想定した備えをするための啓発活動の実施など今後の活動について確認しました。
また、富士市立中央病院の笠井健司医師が富士市で12年前に発足した透析防災ネットワークの活動を紹介し、透析に携わるスタッフにほかの病院の設備を体験してもらい、いざという時に違う施設でも対応できる態勢を整えていると話しました。
富士宮市透析防災ネットワークの榊間昌哲会長は「地域では台風や地震、富士山の噴火など大規模な災害が考えられ、日ごろの準備や協力体制が大切だと思います」と話していました。