リニアJR東海が県民に意見募集大井川の水資源についてが半数

静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線について、JR東海が、県民向けに募集していた意見などをまとめた結果、大井川の水資源への影響に関するものが半数近くに上っていたことがわかりました。

リニア新幹線を巡っては、静岡県はトンネル工事で大井川の水量が減るなど、環境への影響に懸念があるとして、県内での着工を認めておらず、建設を進めるJR東海は、ことし7月から県民向けに意見の募集をおこない、このほどまとめました。
JR東海によりますと、意見は10月13日までの3か月間で、メールや電話で84人から196件寄せられました。
内訳では、「大井川の水資源について」が92件で最も多く、次いで「リニア開通に向けた計画全般について」が62件、「着工に伴う生態系への影響について」が10件などでした。
最も多かった水資源について具体的には、トンネルを掘ると大井川の流量が減るのは、どういう原理なのか、全量戻しの案としてJRが県に提示した田代ダムの取水量を抑制する方法について、取水した水の水質が変わってしまわないか、さらに、県内の水が減少した場合の補償はどうするのか、などの意見があったということです。
JR東海は、寄せられた意見や質問への回答をホームページなどで公表し「地域の不安を払しょくできるよう真摯に取り組んでいく」としています。