知的障害のある男性が描いた絵画の展示会 菊川市立図書館
知的障害のある男性がチラシやカレンダーの裏に描いた絵画の展示会が菊川市で開かれています。
菊川市の市立図書館には知的障害がある菊川市の松井久悦さん(24)が日常生活や郷土の風景を折り込み広告やカレンダーの裏にフェルトペンで描いた作品約40点が展示されています。
このうち「ねこちゃん」という絵は、小学校2年生だった松井さんが初めてチラシの裏に描いた作品です。
この作品をほめられたことをきっかけに松井さんは絵を描き始め、現在も地元の就労支援施設で働きながらひと月に5枚ほどの絵を描き続けているということです。
また、「観覧車の思い出」と「父と兄とぼく」の2枚の絵は先月描いたばかりの新作で、小学生のころ遊園地に家族で出かけた時の思い出を表現しています。
牧之原市から訪れた80歳の女性は、「見ている私もその場にいるような気持になる素晴らしい絵だと思います」と話していました。
この作品展は菊川市立図書館「菊川文庫」で10月23日まで開かれています。