大道芸W杯 開会式中止 期間を2日間に短縮して開催

静岡市の一大イベント「大道芸ワールドカップ」のプロデューサーが、中国への差別的な文書の配付や発言をして解任された問題で、実行委員会は、プロデューサーが演出を担当していた初日の開会式を中止し、11月5日と6日の2日間に短縮して開催にすることを明らかにしました。

11月4日から3日間、静岡市で開催予定だった大道芸ワールドカップを巡っては、9月、プロデューサーの中国に対する差別的な内容の文書配付や発言が問題になり、実行委員会は、プロデューサーの解任と実行委員長の引責辞任を発表した上で、15日、大会の開催を決めました。
その開催内容について実行委委員会は17日、会見を開き、プロデューサーが演出を担当していた初日の開会式を中止し、来月5日と6日の2日間に短縮して開催すると説明しました。
これまでのところ出演予定だったアーティスト33組のうち2組が出場を、スポンサー39社のうち1社が協賛を、それぞれ保留していて、実行委員会は引き続き理解を求めているということです。
また、実行委員などスタッフ数人がやめたということですが、開催に大きな支障はないとしています。
猪股宏光実行委員長代理は、「大道芸を心待ちにしている方が多くいる。とにかく来てもらって笑顔になって帰ることができる大会にしたい」と話していました。