稲刈り終わった田んぼで幼稚園児がレンゲの種まき 〜富士市〜
富士市の稲刈りが終わった田んぼで、地元の園児たちがレンゲの種をまく恒例の取り組みが行われました。
この取り組みは、田んぼで育てたレンゲを肥料にするという昔ながらの風景を地域に伝えていこうと富士市の市民団体が毎年行っています。
17日は、須津幼稚園の年少と年中の園児約90人が参加し、はじめに地元の人から「花さかじいさんのように種をまいて下さい」と説明を受けました。
このあと、レンゲの種が入った紙コップを受け取って田んぼの中に入り、「きれいなお花が咲きますように」と声をかけながら種をまいていきました。
参加した園児は「花がたくさん咲いてほしいです」と話していました。
来年春にはピンクや紫の花が咲きそろい、園児たちが再び訪れて花摘みを行う予定だということです。
「富士山のふもとの郷を守る会」の加納孝則会長は「富士山と新幹線と田んぼの景色で知られる場所にレンゲの花が咲く風景が、子どもたちの思い出に残ってほしいです」と話していました。