島田市の孤立は解消も大井川鉄道では復旧のメド立たず

記録的な大雨で道路の一部が崩れ落ち、孤立状態となっていた島田市の地区は、2日までに歩いて行き来できるようになり、県内の孤立集落はすべて解消されました。

島田市川根地区では、山間部を通る市道の一部が崩れ落ち、2世帯が孤立状態となっていました。
現場では、2日までに崩れ落ちた部分に応急の足場がかけられ、車は通行できないものの、人が歩いて行き来できるようになりました。
静岡県によりますと、同様に孤立状態が続いていた静岡市葵区の地区も、歩いて通行できるようになり、これで県内の孤立集落はすべて解消されたことになります。
一方、島田市では、採石場跡地に造成された違法な盛り土が、斜面の下を通る国道の路肩とともに、およそ70メートル離れた大井川鉄道の線路まで流れ出しました。
大井川本線では、運転の見合わせが続いていて、現場では、線路があったとみられる場所に、今も大量の土砂が流れ込んだままになっているのが確認できます。
大井川鉄道によりますと、復旧のメドは依然として立っていないということで、代行のバスを運行しています。